この日は
暖かく天気も良かったので谷川連峰最高峰の
仙ノ倉山へ行く事にしました
平標山頂では、「
男女七人雪物語」を聞きました。
雪の仙ノ倉から戻ってきた二人の登山者と、
五人のパーティです。
みなさん口々に「
道を付けてきたよ~」とか、
「
夏の何倍も時間がかかった」とか話していました。
朝早くに着いた単独男性が、
ラッセルに疲れて
仙ノ倉の手前で登るのを断念して戻った話も聞きました。
山頂は目前なのに、
撤退した気持を思うと気の毒です・・・
平標の山頂を境にして、周辺の山々は、
重い雪がびっしり着いていました
見事な
真っ白な世界です。
平標から見る、
仙ノ倉山は一見どれが山頂かわかりません
丸い山が三つ並んでおりまして、
地図から見ると階段の着いているあの
真ん中の山かな?と思いました
8人の先人に有り難く道をつけてもらったトレースを歩きました。
広い広い、尾根は稜線と思えません。
純白の平原です
山道は木の階段がつながり植物を保護している模様です。
夏は
植物の宝庫だそうです。
しかしこの季節、なまじか雪がまだ充分に付いていないため、
雪で木の階段が隠れてしまっています
うっかり歩くと、階段と階段のすき間が見えず
雪を踏みぬきます!
それが弁慶の泣き所にぶつかり、
激痛です~
雪も重くてよろめきながら歩くので、しんどい思いをしました
傾斜は大したことありませんが、雪に不慣れです。
滑ったりしながら、前方のいくつかの小山を越えました
前方に仙ノ倉山頂の標識が見えました。
山頂です!
![仙ノ倉山頂標識と谷川連峰](../pic/ly/lynda9201/pic_b347c5688452fb21cf942946a4093725_200x150.jpg)
一旦下って、更に登り返しましたが、
山頂直下はまだ、木の階段が雪に埋まっていなかったので
思いのほか登り切れました。
山頂はぐるりと
遮るものの無い景色。
谷川連峰の最高峰です!
富士山も顔をのぞかせています
谷川岳の
猫耳も見えました。
先月登った
茂倉岳と一ノ倉岳が真正面に見え
![仙ノ倉から見ると、茂倉岳と一ノ倉岳は双耳峰みたいです](../pic/ly/lynda9201/pic_3032c84920079335af2479a24e081a84_200x150.jpg)
とっても愛着が湧きました。
谷川連峰の山々はどの山も、
雪をつけて色白に
薄化粧をしてました。
中でも惹かれたのは、「
万太郎山」でした。
![いつか歩きたい万太郎山への道](../pic/ly/lynda9201/pic_da4cd8400e988ae53f58928ae0f30173_200x150.jpg)
魅力的な
白銀のクロスロードを、
いつか歩きてみたい
美しさでした。
いつまでもゆっくりしていたかったのですが、
下りの急坂をずっと下ると思うと
気持ちが急いてきます。
美しい山々に別れを告げて(涙)
また、小山を登り返して歩きます。
![雪の小山を越えて帰ります](../pic/ly/lynda9201/pic_944a54c93f309a13e2a2e04e65e5b68c_200x150.jpg)
転ぶこと3回。
緑と
雪で半分こになっている
ジキルとハイドの
平標山に
![ジキルとハイドの2色の顔。平標山](../pic/ly/lynda9201/pic_fa6646e30ff27211297514c56c979dd3_200x150.jpg)
ピストンで戻ってゆきました。
そして、予想以上に厳しい急坂を下り
松手山を下りては滑って転んで
へとへとになって駐車場に着きました。