天気の良い、雪の時期の白毛門に登り
一ノ倉沢を真っ正面に見てみたいと、
かねてから思っていました。
しかし、朝からどんより曇り空。
天気予報も関東全域曇りです。
新潟方面は晴れるらしいですが、
白毛門も谷川岳も何も見えません。
雨は降らないみたいなので、
「登頂だけはできるかな?」と出発。
土合駅から歩いて登山口に入りました。
雪の積もる東黒沢の橋を下りて
ブナの森を進みます。
すぐに急登になりました!
急登は結局山頂まで延々と続きました(疲)
白毛門、侮れません~
平らな所は僅か数ヶ所しかありませんでした。
ひたすら「登るべし!登るべし!登るべし!」
周りはガスで真っ白です 。
モチベーション下がります・・・
途中で、朝早くから下山して来る
カメラバックを担いだお二人(仮称:AさんとBさん)と
すれ違いました。
以下、AさんとBさんと私の会話
私 「生憎のお天気ですね~」
Aさん 「上はいい天気 。雲海から朝日が見えたよ。」
私 「 (驚きを隠せず・・)一ノ倉も見えましたか?」
Bさん 「 みいんな見えたよ。
松ノ木沢の頭から先は晴れてたよ~」
と、答えていただいたのの、
晴れてる気配はいっこうにありません 。
ガスはいよいよ深く、 登りもいよいよ急になります
長い登山道だと恨めしく思いました。
二時間半近く経ちました。
気温は10度以上ありました。もう山は暖かな空気です。
登りっぱなしなので、暑いです。
ガスガスの中にちらっと見えたのが「松ノ木沢の頭」でした 。
急登にへばり、ようやく尾根に出ました。
・・普通ならこの辺りで一ノ倉沢が見える筈と聞きましたが・・・
・・・うちひしがれて休んでいるうちに
うっすら、青空らしく?見えてきました。
ガスの中か何やら山頂が出て来ました。
谷川岳の「オキさん?トマさん?」だかが見えました。
青空が濃くなりました。
松ノ木沢の頭の下までは、雲の中にいたようです!!
群馬県と新潟県の境目は、
谷川連峰を挟んで 天候が劇的に変わります。
「トンネルを抜けるとそこは雪国」になりますが、
この雪国のトンネルの「上空」が、
まさしくこの場所辺りなのではないでしょうか!?
とうとう谷川岳が登場しました!
雲海から半分顔を出しています。
振り向けば白毛門が青空に映えてます( 祝!)
今までの疲れは吹き飛びました~
森林限界の尾根は、馬蹄型ルートもグルリと見渡せました 。
雲海は徐々に晴れてきました。
いやぁ~さすがに巨大な谷川岳の東壁面は
ボリュームが違います
絶景の一ノ倉沢が見えました !
撮影ポイントです~
その光景はカメラに収まりきれない位でした。
(次回白毛門に続く)