妻と二人、宮之浦岳縦走をしました。
昼前に屋久島空港に到着し、その足でバス、タクシーと乗り継ぎ白谷雲水峡登山口に到着しました。
時間は午後2時を回っていましたが、この日は白谷小屋に泊まるので問題ありません。
この日の白谷小屋はテント1組、小屋泊3組なので広く使えました。
二日目、いよいよウィルソン株、縄文杉を見て、この日の宿泊地、新高塚小屋を目指します。
今日も昨日に引き続き晴天です。辻峠にザックをデポして太鼓岩に行きました。
ここで御来光。
まさに絶景。
これから向かう山並みを眺めて思いを巡らせます。
楠川分れからトロッコ道に入ると途端に人が増えます(それまでは2組とすれ違っただけ)
長いトロッコ道を延々と歩き、大株歩道入口から急登を経てウィルソン株を過ぎ、やっと縄文杉に出逢いました。
屋久島の森はすごすぎる杉が普通にたくさんあって、そのどれもに存在感があり、圧倒され見入ってしまってなかなか進めませんでした。
しかし、縄文杉は別格でした。デッキが組まれていて近づくことはできませんが、その神々しさは十二分に伝わりました。
高塚小屋のテントデッキで昼食をとり、今日の寝床、新高塚小屋を目指します。
昨日からそうでしたが、ヤクシカ、ヤクザルには結構普通に出会います。新高塚小屋に着くまでの間にも何回か挨拶を交わしました。
三日目、あいにくの雨。予想はしていたのですが前線が少し遅れてるようです。予想では昨日の夕方から朝にかけて通過すると思っていたのですが、結局昼前まで雨が止むことはありませんでした。
宮之浦岳頂上は雨と強風とガスで真っ白です。
おまけにものすごく寒い。
結局、雨が止んだのは花之江河に着いたあたりからでした。
それからは青空が復活。木々の間から太陽の光が差し込み、雨に濡れた森はキラキラしてすごくきれいでした。
淀川小屋から登山口に向かう途中、ドコモの電波の入るところがあり、すかさずタクシーに連絡。
尾之間からは4,50分かかるそうなので待たずに済むようにするためです。
三日間いろいろな人に出会いました。全て特別な思い出となりました。
屋久島には1週間滞在しましたが、雨が降ったのは縦走中の1日だけで、本当に恵まれたいい旅になりました。