昔から、千畳敷カールを見に行きたいと思っていました。
夏の高山植物の写真を見ました。
ロープウエイで、誰もがその風景を眺められると聞いていましたので。
初めての千畳敷にまさか、
「
雪山の時期」に来るとは夢にも思いませんでした。
私事ですが、今回の木曽駒ケ岳は、
私のまだ浅い
3年3ヶ月の登山歴の中、「
100回目の山行」でした。
木曽駒ヶ岳迄のアクセスをインターネットで調べました。
菅の台駐車場から先は、通行禁止で
全員バスに乗ってしらび平まで行くようです。
そこから先がロープウェイになります。
路線バスとロープウエイは
インターネット割引がありまして
今回これを活用させてもらいました。
ネットから割引券をプリントアウトして、
切符売り場で記入すればよいので
わずらわしさはありません。
正規の料金は往復3,800円ですが、
インターネット割引では、
正規の料金の3,800円の中に
「千畳敷めし」=駒ヶ根名物ソースかつが五穀米に乗せられた定食と
コーヒー付(1400円相当)
こぶしの湯割引券(100円割引券)も付いています。
超お得ではありませんか!
山に登らなくても、誰もが高山の雰囲気を味わえるので
観光でこのランチを食べてロープウエイで帰る人もいます。
菅の台駐車場より、

8:12から15:12迄、1時間おきにバスは発車します。
この日はまだ、雪も少ないので、標高の高いところから
チェーン付きのバスに1回乗り換えました。
バスの中で、職員さんに聞きました。
千畳敷では
ダイヤモンド富士が元日に眺められるとの事です。
元旦と2日は、朝5時台から
完全予約の臨時バスを運行するそうです。
耳寄りなお話です。
千畳敷のダイヤモンド富士は、
NHKのTV取材などでよく紹介されるようです。
みなさん、来年の初日の出は
「ダイヤモンド富士」で如何でしょうか?
40分間バスに乗り、しらび平まで着きました。
接続を待ってロープウエイに乗ります。
千畳敷駅には8分以内で到着します。
一気に950m登ります。
景色が一変して
雪の世界になりました。
千畳敷ホテルと隣接した
日本最高所の駅です。
2612mと表示をしてあり、気温はマイナス11℃でした。
駅から出たら、すぐ千畳敷カールです。

宝剣岳が立派です~
まさに、日本アルプスの雪山です。
真っ青な空、カールには先人が何人か登っています。
歩みが遅いのは、道がついていないからでしょうか?
雪煙が舞っています。

ラッセル覚悟かもしれません。
雪上訓練の人々もいます。

なるほど、カールは訓練向きの場所です。
写真を撮りに来ている人も見かけます。
千畳敷ホテルでは、
雪山の写真講座もあるようです。
交通費と食事つき宿泊とプロカメラマンの講習会がついた
お得なプランもあります。
写真の腕前が上がるかも?と、興味をそそられました。
千畳敷は凍てつく寒さでしたが、
「
100回目の山行」が無事登頂できるようにと、出発しました。
ザックには「
100回目!」と書いて
ラミネートした紙を、しのばせてゆきました。
宝剣乗越へと進んでゆきます。
