朝一番のバスに乗り
歌宿より7km位歩き、
北沢駒仙小屋のテン場に着きました
それからテントを設営しましたが、
甲斐駒ヶ岳に登るには時間が遅すぎました
時間があるので
仙水峠まで甲斐駒ヶ岳を眺めに行こうということになりました
素晴らしい天気でした
このまま、再びテン場に戻るのももったいない空の色です
峠の標識には 「栗沢山・アサヨ峰二時間半」 と出ていました。
栗沢山だけならピストンで登れるかも?
ということで急遽、登り始めました
計画にもないノーチェックの山です
夏に甲斐駒ヶ岳を登った時には
ずっと栗沢山を見ながら登りましたので、
気になっていた山です
いきなり急登が始まりました・・・・・・・
私、思いの外疲れていたみたいです(汗)
過去の山々の辛い登りを思い出しながら、
「まだ今回の急登は楽かも?・・・」
と自己暗示をかけて、森林限界迄出ました
凍っている箇所がありました
アイゼンを履きます
昼過ぎて雪が溶け始めて踏み抜きます
山頂近くなると、雪が更に深く積もっています
先行の登山者は二組いました
しかし踏み抜きが激しく、なかなか進まないようでした==33
山頂迄9割方は登りましたが、
とうとう私も、右脚を腰まで踏み抜きました
勢い余って雪が固まります
ピッケルで脚を掘り出しましたが、抜ける気配がありません。
このまま雪に脚を取られて、木になって朽ち果てるかも・・・
と気弱になりました。
ところが、後続の男性がいて、
私の右脚を掘り出してくれました (救!!)
先行の仲間も駆け付けて三人がかりで
私の右脚を発掘してくれました。
脚が抜けるまで15分近くかかりましたか・・・・
「大きなカブの話」みたいでした。
そして気分を改めて、山頂を目指すうちに
助けてくれた男性まで、
踏み抜いて、脚が埋まってしまいました。
今度は私の救助の出番です。=3=3333
そんなことを繰り返し山頂に着きました
コールデンウイークの栗沢山頂は
助けあって登ったり、
同じ踏み抜きに苦労を共有した五人だけでした。
妙に親近感を感じながら互いに
写真を取り合い
楽しいひとときを過ごしました。
ここからの眺めは最高です !!!
ちょっとやそっとでは、なかなか無い風景です!
北岳、ここからの北岳は最も美しい!?
甲斐駒ヶ岳、
仙丈ヶ岳、
アサヨ峰は勿論、
名山が至近に見られます!
大スター夢の共演という感じです !
後方にも八ヶ岳、オベリスク・・・・
数えられないほどの名山を数えて
みんなで眺めた山頂は、楽しい話題で持ちきりでした
思いがけなく登った栗沢山は、
百名山を始め、数多くの山がいくつも見られました
追伸:アタックザックの 熊白郎(くまじろう)
も 今回初の登頂でした
以後お見知りおきを~