宝剣岳を左に見ながら、通り過ぎて今回の本命
「木曽駒駒ケ岳」に進みました。
山々は、どこまでも眺めの良い
藍色に近いような空の下です。
木曽駒ヶ岳山頂は、遮るものが何も無いため
疾風が続き、体が煽られてしまいます。
指先が
凍えてかじかみます。
自宅で作成し、木曽駒ヶ岳山頂まで持参した
100山目記念の「
100回目」のラミネート板は、
記念撮影後、無残にもかじかんだ手から離れ、
強風の谷に落ちてしまいました。(
不吉)
更に残念なことに、指先の感覚が凍えて
カメラのダイヤル設定が狂い、
露出オーバーの写真を、
ひたすら取っていたことに気付きました。(
呆)
それに気付いたのも、かなり後になってからでした。
撮影場所も不明な、
白トビ写真になっていました。(
涙・涙・涙)
白いのは、雪のせいではありません。
今回は木曽駒ヶ岳の写真は
やむなく省略となりました・・・。
「100回目!」の記念写真は真っ白。
露出オーバーで、
目の前は真っ黒です・・
うなだれて進みます。
小高い
中岳を通り過ぎて
、
宝剣岳が見えました。
今日は天気もよく
快晴です。
宝剣は危険だと言われてますが、
親しみやすい様子です。
木曽駒ケ岳よりは風もやや収まっていたので
様子を見に行ける所まで、
ピストンで進んでみることにしました。
岩だらけです。
雪と氷が混ざっています。
中腹までは、難なく登れました。
そこから南に回り込むと、
切れ落ちた箇所がぐるっとあります。
足場が無いわけではありませんが、
足を置くスペースが少ないです。
真新しい鎖や鉄の杭が見えますので
そこを頼りに進みます。
振り向いて景色を見ると怖くなりますね・・・。
登り難い箇所は
行きは3ヶ所ありました。
けれど、頂上は目前です。
足元の眺めは冷や汗ものです、谷が下に見えます。
岩と岩の間が凍っていて、その上に雪が付いています。
よく見ないと、
雪の下に隠れた氷がクセ者です。
最後は、鎖場のトラバースを慎重に突破しました。
山頂です。標識には1人しか近寄れませんでした。
今更ながら、
腰が引けます・・・
どうやらこの日は、トレースも無く
誰も宝剣山には登っていないようでした。
遅い時間の一番乗りでした。
怖い所はありましたが、
嬉しかったです。
山頂は宝の剣のような岩が沢山あります。
かなり緊張して舞い上がっていたようで、のどがカラカラです。
山の標識の写真を、すっかり撮り忘れていました(忘)
山頂からの眺めは喜びもひとしお、
最高でした。
御嶽山
、空木岳、
、
富士山
にも挨拶しました。
帰り道も一ヶ所、相変わらずいやな所がありましたが
じりじり、下りました。
それからの道は穏やかでした。
山の日差しが傾きだしました。
急いで千畳敷に下りましたが
カールの下りは意外と長く感じました。
思いの他、高く登っていたのですね。
宝剣岳に登ってしまったので、
千畳敷に着いたのは15:20でした。
レストランは15:00で終了です。
残念・・・・ロープウエイ
割引サービスの
「千畳敷めし」=ソースかつランチを
食べ損ねました。(惜)
16:00 最終のロープウエイに乗って千畳敷を後にしました。
またすぐにでも、
宝剣山に行きたいし。
ダイヤモンド富士も必見・・・。
または、
お花畑や
紅葉の季節もいいなァ・・・。
と、頭の中では考えていました。
が、お腹の中では、下山後、町で
駒ヶ根ソースかつを食べようと決めていました。