燕山頂を早めに下山して、お隣の北燕岳に向かいます。
賑やかな燕と比較すると信じられない
爽快さです。
のんびりと白い尾根の散歩道を歩きます。
誰かが植えたかのような、
コマクサの花壇を歩いているようです。
出会った人は、往復しても、数人でした。
すれ違ったペアの登山者が
「今なら山頂でブロッケン現象が見えるよ!急いで→!」と、デジカメを見せながら教えてくれました。
「まじ・・・!」(驚)もう、頭痛も疲れも何もかもが、何処かへ行ってしまいました
(急!!)
夢にまで見たブロッケンの妖怪に出会えるのです。
韋駄天走りで無我夢中です!
かなりの速度で飛ばしました~↑
息を切らしながら、最後の岩に取り付きました。
へとへとで、シナノキンバイの咲く
谷間の雲を覗くと・・・
・・・・
見えました~!(驚)
ご来迎です
!!(嬉!)
確かに不思議です。
手を振ると、私の小さなブロッケンも手を振ってくれます~。
妖怪というよりも、
縁起がいいオーラを感じます。
日本人的には、よいイメージに思えます。
山頂から
「ブロッケン見えたOK!」サインを
情報を教えてくれたペアの登山者に送りました。
彼方から、二人は合図してくれました~(謝)
昔の人は、仏様を見たと思ったのも頷けます。
西洋では妖怪だったんですね。
なんちゃって神様ごっこをして遊びました。
不思議と皆同じポーズをします。
両手を伸ばして手旗信号のように回しています。
せっかくだから写真に撮らないと!
と、
ピントを合わせると撮れません。
霧が薄いのでしょうか?
残念です・・・かろうじて、説明があれば・・・程度の写真です。
ブロッケン現象には、いろいろな気象条件があるそうです。
南北に連なる急峻な山稜が発生しやすいとか、
日差しは強くて低い位置がいいとか
朝夕が現れやすいとか難しいです。
常念山脈もそうですが、北岳も出やすいそうです。
播隆上人も槍ヶ岳で見て開眼したという記録もあるそうで
…いずれにしても、有難いものを見せてもらいました。
下山しながら私も、後からすれ違った登山者に
ブロッケンが見られることを、
クチコミで教えてあげました。
まさしく伝言ゲーム。つながっています!
しばらくして振り返ると、
その人達も、ブロッケンが見えた模様です。
山頂からOKサインを送ってくれました
~。