10月の貴重な三連休に台風が直撃するニュースを見ました。
その台風を避けるため天気図を見て検討したのが福島エリアです。
桧枝岐付近の紅葉の噂も聞きました。
思い起こせば2年前も、
10月最終週は紅葉の真っ盛りでした。
今年は少し寒いので紅葉も見頃かも?
ベースキャンプは桧枝岐に決まりました。
登る山は会津駒ケ岳と燧ケ岳で当日まで迷いましたが
同行するメンバーの意見は
A君=標高が高いほうの山がいい
T君=御池からのルートは未体験&湿原好き
ファイナルアンサー、
御池ルートピストンで燧ケ岳に決定しました!
往復距離 9.6㎞
単純標高差 856m
朝7時の御池では大型観光バスが2台と
駐車場にはクルマが沢山停まっていました。
御池駐車場はトイレ・売店・レストランなど
至れり尽くせりの巨大なターミナルでした。
駐車料金は1,000円(但し民宿・旅館泊の人は無料のようです)
登山客がどんどん登っていきます。
さすが、尾瀬の百名山。人気が高いです。
難しいコースはありません。
老若男女、お子様まで登山しています。
このルートはシンプルで、
広沢田代と熊沢田代という高層湿原が二ヶ所あります。
二つの高層湿原に着くまでは、急登の道で
それ以外は、平坦な木道歩きです。
大まかに言うと、このような登山道を2回繰り返し
登りきると俎嵓の山頂に着きます。
この登山道で特筆すべきは、この二つの湿原です。
ひとつは 広沢田代(1,756m付近)
沢山の池塘があります。
そっと覗いて見てご覧・・・・
池塘では、山椒魚(サンショウウオ)が黒いシルエットで泳いでいました。
ヒレのついた尾っぽで、ひらひら、ひらひら。
のんきそうにしていました。
山椒魚の大きさは10㎝位でした。
また、池塘の中にはサンショウウオの卵がありました。
ゼラチンのような、水クラゲのようでもありました。
珍しいものを見ました。
次は、また急な登りになります。
急登を登りきると広大な熊沢田代(1,954m付近)です。
この光景に登山客は驚きます。
絶景な俎嵓が見えました~!
木道を挟んだ二つの池塘にベンチがあります。
地図でもこの池塘は確認できます。
雲ひとつない快晴の空が池塘に写ります。
熊沢田代は心が広くなるようでした。
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ここでCM
アタックザックの熊白郎(くまじろう)
木道で休憩中。
熊白郎、今日で50回目の山行です。(祝!)
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もう一度、山頂への急登に入ります。
熊沢田代を見ながらの登り
前の晩が寒かったので、霜を見ました。
団体さんも多く、少々渋滞しましたが
俎嵓までは3時間で着きました。
今日は景色は最高です。
風もかすかで暖かく、平和に山頂にいること出来ました。
双耳峰の俎嵓=まないたぐら(2346m)
ここには二等三角点があります。
尾瀬沼の眺望が最高です。
更にそこから先に20分で
燧ケ岳の最高峰
柴安嵓=しばやすくら(2356m)に着きます。
ここからは尾瀬ヶ原や至仏山・平ヶ岳の眺望が素晴らしいです。
爽快!
多くの登山者のみなさんは
この柴安嵓で早めのお昼ご飯を食べてくつろいでいました。
尾瀬ヶ原を見ると・・・赤い!
尾瀬ヶ原の赤い湿原は、もしや、草もみじではないでしょうか?
見晴に下りなかったので未確認ですが、
どうやら草もみじの見られる、
貴重な時期だったのだろうと思われます。(ちょっと残念)
近くで見たかったです。
下山は、急降下で筋肉にきました。
856mの下り、所要時間は2時間でした。
御池駐車場には靴洗い場があり
タワシもあり、靴はきれいになりました。
下山後は駒の湯に入り、JAスーパーで買出しをして
七入キャンプ場でキャンプをして帰りました。
ここのキャンプ場は焚き火が出来て一人500円。
良心的なお値段です。
駒の湯・燧の湯・アルプの湯の日帰り入浴券が300円で購入できます。
(通常500円)3つの温泉から選べます
人も少なめで、ゆったりキャンプが出来るので
お気に入りのキャンプ場です。
もう1日台風が来なければ、燧ケ岳から見晴に抜け
御池を周遊して帰ってこれたのですが・・・・
13日は、朝から雨が降りはじめ、
急いでテントを撤収しました。
観光で桧枝岐の歌舞伎舞台を見て帰りました。
いつか、桧枝岐歌舞伎を観覧したいと思っています。
13日の台風が酷くなる前に自宅に戻れてよかったでした。