琵琶湖大橋から東岸の湖岸道路を上がり,西ノ湖から流入する長命寺川を渡って長命寺町交差点からK25を進めばすぐに長命寺港と長命寺があり,賑やかな一帯となる。クルマはその少し先の道路脇に停めればよい。港にはトイレもあるし,参道には店もある。
登山口へは,参道から石段を上がって行くことにする。八百八段は長いのか短いのかピンとこない。
当然のことながら参拝者が多く,ご年配の方が休み休み上がっている。陽射しが心地よい竹林の中を進むが,ちと暑い。
さて,思ったより早く登り終わる。
登山口はこの手前で左手の駐車場を越え,道路脇まで行くのだが,その前に境内を散策。西国三十一番札所だけあって,賑わっている。
展望も一応ある。
散策もそこそこに,少し下って駐車場を過ぎ,舗装路わきの登山口へ。ここにもトイレがある。
登山口はヘアピンの手前に。
台風直後でしばらく人が入らなかったようだ。蜘蛛の巣がもの凄い。ストックがあればよかった。
お勧めできるようなルートではないかもしれないが,久しぶりの山行なので慣らしには丁度良い。長命寺山山頂はぐるりと回り,奥島山を目指す。標識も分かりやすい。奥島山は津田山,姨綺耶山といった異名を持つようだ。
途中,僅かに開けるが,基本的に展望は望めない。
山頂は残念な感じ。先に展望地があると某本では書いてあるが,ある程度進んでも開けないので諦めた。
コーヒーで一服してさっさとピストン下山。Snowpeakのカフェ・プレスを持参したのはいいが,カップを忘れるという失態。苦肉の策は粉をフィルターの上に投入し,沈めて粉を馴染ませたら漉し上げて粉ごと取り出すという逆転の裏ワザ。これならそのままポットから飲める。ところが図らずもサイフォンに近い原理となり,雑味が減って結果的に美味しくなってしまった。
モノ足りなさはあるが,寝坊したり時間がない時は手頃な山だ。寺院が周辺に多く,雰囲気もよい。